アダルトチルドレンの6つのタイプ診断を徹底解説

アダルトチルドレン

認められたい。好かれたい。褒められたい。愛されたい。これらの気持ちは本来、人が生きている中で当たり前に感じる気持ちであり、欲求です。

しかし、過度に求めすぎてしまうことや、これらの気持ちに過剰に振り回されてしまうことは、自分自身の生きづらさに繋がってしまうこともあります。これら感情に振り回され、生きづらさを感じてしまうことは、もしかしたらあなたの中の“アダルトチルドレン” が関係しているかもしれません。

この記事では、アダルトチルドレンの6つのタイプを徹底解説し、それらタイプの方が実際にどのようなことで悩んでいるのかをお伝えしていきます。

自分はアダルトチルドレンなのかどうか」が自分の中で分かるとともに、どうしたらそれを克服できるかも併せてお伝えしていきます!アダルトチルドレン”という言葉は聞いたことがあるけれど、まだ漠然としていて、自分が当てはまるかどうか分からないと思っている方。

ぜひこの記事を最後まで読んで頂き、アダルトチルドレンと自分との関わりについて、振り返ってみてください。

アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンとは、幼少期に機能不全家族(虐待や親のアルコール依存症などにより、家族不和や感情の抑圧)のもとで育ったことが原因で、大人になっても深いトラウマを持つ考え方をしたり、生きづらさを感じてしまったりする人のことです。

また虐待などを受けていなくても、過度に「良い子」でいることを余儀なくされ、他者の期待に過剰に敏感になるなどの状況に陥り、その結果、自分の気持ちや感情を自分不安定さや、PTSD(心的外傷ストレス性障害)に悩む人も指します。

山梨県の医師会でも下記のようにHPに掲載をされていました。

アダルト・チルドレン(Adult Children:以下AC)とは、子どものころに、家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、そしておとなになった人たちを指します。

山梨県医師会

ただ、医学的な診断名がある“病気”ではなく、生きづらさに焦点を当てた言葉になります。そのため、「自分はアダルトチルドレンなのだ‥」と過度に落ち込まなくても大丈夫。アダルトチルドレンは、治せます。そして、アダルトチルドレンによって感じていたあなたの生きづらさも、改善すること出来ます。

アダルトチルドレンの原因

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンの原因はいくつかありますが、アダルトチルドレンでお悩みの方の共通点をご紹介します。

・虐待をされてきた
・親がアルコール依存症だった
・過保護に育てられた
・人と比較されて育った
・親の愚痴聞きがかりだった
・家族から傷つく言葉を言われた
・親が忙しく甘えることができなかった


このように、

◎機能不全家族(ストレスが日常的に存在している家族状態)
◎毒親(過保護・過干渉等、子に悪影響を及ぼす親)

のもとで幼少期を過ごしてきたことも、大きく関わってきます。実際にライフデザインでもアダルトチルドレンで悩む方のご相談を多くいただいています。

基本的にはアダルトチルドレンの原因に該当するどれかひとつは該当をしていることが多いです。小さい頃から自分の気持ちを抑えていたことにより大人になっても気持ちが取り残されたままの方が多い印象があります。

アダルトチルドレンの7つのチェックリスト

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンの原因についてお伝えをしましたが、この章ではアダルトチルドレンの7つの特徴についてご紹介をします。当てはまるところがないかを振り返ってみるのも自己理解の一歩になりますのでぜひやってみてください。

自分に自信が持てない
自己否定が強く、自己肯定感が低い。日常の中で落ち込むことも多い。

自分の感情を抑え込んでしまう
自分の気持ちを表現するのが苦手。NOと言えず、引き受けてしまう。

完璧主義
0か100の極端な考え方をする。“~~べき”という気持ちが強い。

異性に依存してしまう
常に誰かと一緒に居たい。孤独が苦痛。愛情と依存の違いが分からない。

素直に甘えることが出来ない
すぐに相手を疑ってしまう。他人に甘えることが怖い。

他人からの承認を求める
常に注目を浴びていたい。認めて欲しい。承認がないと不安になる。

人の顔色をうかがってしまう
相手の顔色や言葉を過剰にうかがいながら行動する。場の空気を読み、疲れてしまう。

以上、代表的な7つをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?どれか当てはまるものはありましたか?このほかにも、楽しめない・人が怖い・常に孤独を感じる・環境の変化が怖い・被害妄想が強くなるなどがあげられます。

もっと詳しくアダルトチルドレンについて知りたい方は、「アダルトチルドレンとは?経験者の体験談と特徴と原因を徹底解説」を読んでいただくこともお勧めです。

タイプ診断!あなたのアダルトチルドレンのタイプはどれ?

アダルトチルドレン

ここまでアダルトチルドレンについての原因と特徴についてお伝えしてきましたが、今回の記事の最大のポイントは、“アドルとチルドレンには6つのタイプがある”ということであり、みなさんがよりアダルトチルドレンについて知っていただくことで、みなさんが日常の中で感じる“生きづらさ”の原因を見つけていってほしいなと思います。

6つのそれぞれのタイプで “こんな場面でこんな悩みを持つ” という例も挙げますので、ご自身のお悩みと比較しながら、ぜひご参考にしてくださいね。

アダルトチルドレンのタイプ①ヒーロー(英雄)

親の期待に応えるために、勉強やスポーツなどで良い結果が残せるよう懸命に頑張ります。こどもの頃から周囲に「しっかり者」「努力家」「頑張り屋」と言われることが多く、頼りにされることが多いです。

そして、その自分をずっと守るためにさらに努力しようとします。良い結果を残すことで、家族(親)を笑顔にしたいと思うからです。しかし、頑張った結果を評価されないと、大きな喪失感や虚無感を感じます。また失敗や挫折を感じると、途端に心が折れてしまうことがあります。

アダルトチルドレンのヒーロータイプ
職場や学校で何らかの役割を任されたとき、“周りの期待に応えなければならない”と感じ過剰に頑張りすぎてしまい、ストレスや苦しさが蓄積していく。

アダルトチルドレンのタイプ②スケープゴート(生け贄)

対してスケープゴートは、ヒーローとは真逆です。問題行動を起こしたり、勉強やスポーツで実力よりも過剰に低い結果を出そうとしたりします。自分が家族の中での問題児や悪者になることで、憎しみ・怒り・不安などを一人で引き受けようとします。

一見、「問題児」と見られてしまいますが、家族の負の気持ちを自分が引き受けることで、家族のバランスを取ろうとします。そのため、自分が犠牲的立場でいることで愛を得られると考えてしまいます。

アダルトチルドレンのスケープゴートの例
自分に対して存在価値を見いだせないため、恋人がいても常に「愛されていない」「いつかきっと嫌われる(捨てられる)」と思い、わざと嫌われるような態度をとり相手を試すような行動をとってしまう。

アダルトチルドレンのタイプ③ロストワン(いない子)

家庭の中で気配を消し、まるで “家族の中でいない子” として過ごします。また、その家族の中で“うまれてこなかった子”として、家族との関係を断つような行動をとります。

そのため、どこかへ行くときも一人で家に居たり、家族旅行で自分だけ置いていかれてしまったり、いない者として扱われるため、いつも孤独に過ごしています。ネグレクト(親の育児放棄)の家庭で育った子に多く見られます

しかし、過干渉のため親の言いなりになってきたケースでのロストワンもあります。周りから「手の掛からない子」「おとなしい良い子」と言われ、普段から目立たず自己主張も極端に少ないです

アダルトチルドレンのロストワンの例
自分の気持ちを表現することが苦手で表情も乏しいため、周囲から“何を考えているか分からない”と言われてしまうことが多い。信頼関係を築くまでに時間が掛かる。

アダルトチルドレンのタイプ④クラウン(道化師・ピエロ)

ふざけたり、冗談を言ったり、おどけてみたりすることで、周囲を笑わせ明るい雰囲気にさせます。笑顔が多く誰とでも仲良く接することが出来、「ムードメーカー」「お調子者」「人気者」と呼ばれることが多いです。

しかし、家族が険悪な雰囲気にならないよう必死で笑わせようとしているため、周りの空気感を敏感に感じ取り、怯えや不安を感じています。常に明るく笑顔の人が多いですが、心の中では常に糸がピンと張ったように周囲の雰囲気を読み取り緊張しています。

アダルトチルドレンのクラウンのタイプの例
仲良い同僚は沢山居ても弱音を吐ける人がおらず、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、ある日突然職場に行けなくなってしまった。

アダルトチルドレンのタイプ⑤プラケーター(慰め役)

他人を優先し、相手の気が済むまで聞き役に徹し、気持ちにより添う優しさがあります。「小さなカウンセラー」と例えられることが多く、母親のプラケーターとなる女の子(女性)が多いです。共感能力がとても高く、他者の負の感情を敏感に感じ取るため、悲しんでいる人や苦しんでいる人がいると放っておくことが出来ません。

しかし、自分が慰めることで相手が救われることに自分の存在価値を見いだすため、共依存状態に陥ることが多いです。また、共感能力が高いために、相手の気持ちに自分も引きずられてしまうことも多いです

アダルトチルドレンのプラケーターの例
例)友人からよく「またダメ男と付き合っているの?」と言われてしまう。
例)母親に元気がないと、なぜか自分も元気がなくなる。

アダルトチルドレンのタイプ⑥イネイブラー(支え役)

イネイブラーは“支え役”とも言われ、慰め役のプラケーターと同じく、自分よりも他人  を優先し支えようとする心の優しさがあります。しかし、相手を想い優しくなり過ぎてしまうために、相手を甘やかしてしまうこともあります。

家庭の中で“小さなお父さん・お母さん”として他の家族を支えてきたひとが多く、大人になってからも相手に「NO」と言えなくなるケースが特徴としてあげられます。

相手を優しく包み込み突き放すことが出来ないため、恋愛などで共依存状態になってしまうこともあり、かえって問題を助長させてしまうケースもあります。

アダルトチルドレンのイネイブラーの例
 例)夫が金銭面でだらしないことに困っているが、代わりに自分がなんとか頑張って家計を支えている。

アダルトチルドレンは、克服をすることができるの?

アダルトチルドレン

アダルトチルドンの6つのタイプについてご紹介しましたが、ご自身に当てはまるタイプはありましたか?
それぞれの特徴や問題、日常の中で抱えるお悩みについて触れましたが、これらの問題はあなたの “生まれ持った問題や欠点” ではありません。

こどもの頃に感じた気持ち、過ごしてきた環境によって、少しずつあなたの中で形成されたものなのです。
だからこそ、アダルトチルドレンは、大人になってから克服することが出来るのです。

こどもの頃を思い出してみてください。きっと家族の中での悩みを、誰かに頼ろうとせず、自分ひとりで頑張ろうとしてきたのではないですか?

悲しい気持ちや苦しい気持ちを、知らず知らずのうちにたった一人で頑張ってきたあなたは、“ダメな自分”などでは決してなく、実はとても強いひとなのです。

そして、アダルトチルドレンの特徴をみていく中で、全てに共通して 「自分以外の誰か」 に対して何らかの不安や怯えや緊張を感じていることに気がつきましたか?

本来、自分の存在価値は、相手によって判断されるものではありません。しかしアダルトチルドレンによって、他者との関係性や他人の目や言葉に敏感になってしまい、どんどん“自分はどう生きたいのか”ではなく、“どう生きていくのが正解なのか”という、他者からの評価や判断によって生きようとしてしまいます。そしてそれが、“自分の人生への生きづらさ”に変わってしまいます。

アダルトチルドレンを克服することは、日頃感じる対人関係の悩みから解放され、悩んでばかりの日々からも解放され、本来の自分を取り戻すことができます。アダルトチルドレンを克服することで、あなた自身のもっと自由な人生を生きていってくださいね。

アダルトチルドレンの克服方法を知りたい方は、下記の記事もとてもお勧めです。

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アダルトチルドレンを克服して自分らしく生きよう

アダルトチルドレン

先述したように、アダルトチルドレンは、病気ではありません。あなたがこどもの頃に感じた苦しみや悲しみを、自分自身で “どうにかしよう!” と感じ、こどもながらに懸命に生きようとした証なのです。

つまり、あなたが今感じている生きづらさは、こどもの頃に懸命に頑張った証拠なのです。そして大人になった今、あなたは家族のためではなく、あなた自身の人生を生きています。アダルトチルドレンを克服することで、本来のあなたを取り戻し、自分らしい毎日を新たにつくり出していきましょう。

たった一人で頑張る必要は、もうありません。

アダルトチルドレンを克服したい!と感じたら。
新しい自分に生まれ変わりたい!と感じたら。

はじめの一歩を踏み出してみましょう。きっとその先に、新しいあなたを必要とし、認めてくれるひとが現れます。アダルトチルドレンへの克服は、まずは知ること、そして向き合うことです。この記事を最後まで読んで頂き、アダルトチルドレンについて考え、理解を深めてくださった方は、もう克服へのスタートラインに立っています。

読みながらこどもの頃のことを思い出し、向き合いながら、当時の苦しい気持ちを思い出してしまったかもしれません。
しかし、最後まで読み続けてくださり、本当にありがとうございます。

ここまで読んでくださった方の心の中に、きっと、“変わりたい” という気持ちがあったのではないかなと思います。
その “変わりたい” という気持ちを、ぜひ一歩をふみ出すエネルギーへと変えていってくださいね。

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