みなさんは、あなたは日々の生活や仕事の中で「このままでいいんだろうか…」「なにかを変えたい!」と思ったことはありませんか。
とくに、人間関係や進路・キャリアに悩んだり、夢や目標に向かって進んでいくとき、いまの状況から変わりたい・もっと良い状態になりたい、と考える方が多いはず。
そうした悩みを抱えるとき、解決の糸口になるのが「自分と向き合う」こと。
「自分らしさとはなにか」「自分がいま何を求めているか」など、自分自身に問いかけたことが、あなたにもあるのではないでしょうか。
でも、「自分と向き合うことは辛い……」「できれば向き合うことを避けたい」と感じてしまうことも多いですよね。わたしも、あまり得意な方ではありませんでした。
でも大丈夫。ここでは、「自分と向き合う」とはどういうことか、そして、その行為自体をつらく思ってしまう理由や、向き合うコツについてお伝えします。
この文章を最後まで読むことで、自分と向き合うことへの苦手意識を克服できるようになるでしょう。そして、自分自身と楽しく向き合うことができるようになり、より人生を豊かに、自分らしく過ごせるようになるはずです。
自分を理解できるのは、自分自身のはずです。これを読んで、あなた自身の一番の理解者になってあげてください。
目次
自分と向き合うとはどういうこと?

「自分と向き合う」というのはどういうことか、まずは整理してみましょう。自分と向き合うとき、みなさんはどういったタイミングが多いでしょう。
先ほどお話ししたように、人間関係やキャリア、生き方などに悩み・迷いがあるときではないでしょうか。
たとえば…
・自分が自覚している問題を手放す・解決して前進したいとき
・過去の自分を振り返り、これからの自分の生き方を考え直そうとしているとき
・自分らしい生き方や価値観に寄り添った、「自分らしい人生」を送りたいと思うとき
・周りの人や環境に影響されていることに気づき、自分の本心に沿った生き方に変えたい、と思うとき
こうしたとき、解決法のひとつとして、自分と向き合うことが挙げられます。
では、そうした悩みごとを解消するためには、なぜ自分と向き合うことが人生の役に立つのでしょうか。
自分自身と向き合うことによって、
・次のステップで自分がなにをしたいか
・どうしたいかを整理する
・そのために、いまの自分を分析・把握する
こんなことが自然とできるようになっていきます。そのため、今の辛い状況や悩みから解放されて一歩ずつ前に進めるためのヒントや手がかりを見つけることができるようになります。
もしもあなたが、自分が本当に求めていることや目標や理想について、整理ができ、その上で自分の望む将来の方向性を定めて日々を過ごしていくことができたらどんな気持ちになれるでしょう?すこし想像してみましょう。
とても前向きな気持ちになることができませんか?自分と向き合い、「本当はどうしたいのか」「どう感じているのか」を自分の心に問いかけることで、前向きに未来へ進んでいくためのきっかけを得ることができるのです。
自分と向き合うことの大切さは分かるものの、どんどん辛くなってくる..と感じてしまうことも多いですよね。でもどうして自分と向き合うと辛くなってしまうのでしょうか。対策も含めて次の章でお伝えします。
自分と向き合うことが辛い..その理由を3つ紹介

人生や生活の中の悩みや迷いを解決する方法の一つである、「自分と向き合う」こと。ですが、苦手な方も多いですよね。
「つい、自分の本心から目をそらして、本当にしたかった選択を逃してしまう」
「自分と向き合うことが苦手で、どんなときも周りに流されがち」
そんなことも多いのではないでしょうか?「自分と向き合う」ことは、「自分らしく」生きることの基本的な行動、ともいえます。あなたの心に正直に寄り添った、よりよい人生や生活を送るためにも、ぜひ苦手意識を克服してみましょう。
そのために、まずは「なぜ苦手に思うのか・つらいのか」について考えてみましょう。
ここでは、「自分と向き合う」ことがつらく感じてしまう理由を3つご紹介します。
どこかで自分と向き合うことが怖い
1つ目は、そもそも自分と向き合うこと自体が「怖い」と感じてしまうからです。
自分と向き合うということは、ありのままの自分を見つめる行為でもあります。そのため、コンプレックスや「嫌いだ」と思っている部分にも目を向けなければいけません。
だれしも、自分の嫌いな部分はできれば見たくないもの。そうした部分をあらためて見つめ直すことに恐怖を感じてしまい、「怖い」と思ってしまうのです。
自己否定ばかりしてしまっている
2つ目は、自己否定ばかりしてしまうからです。先ほど述べたとおり、本来、自分と向き合うことは、悩みや迷いを解消し、人生を良くする行為です。
しかしながら、「自分にできるはずない」「良くなるはずがない」と自己否定ばかりだと、人生を好転させる機会をうばってしまい、つらくなってしまいます。ネガティブな考え方が、自分と向き合うこと自体をつらいものに変えてしまっているのです。
変わることへの恐怖心がとても強い
3つ目は、変わることへの恐怖心がとても強いからです。
人が「自分と向き合う」タイミングは、自分自身への変化をうながすとき、ともいえます。
たとえば、「過去に夢や目標が叶わなかった」など、挫折を経験したことがあると、「また失敗してしまうのでは」と変わることへの恐怖心が強くなってしまう場合があります。
そのために、「自分と向き合う」ことがとても怖くなり、ご自身の本心に蓋をしてしまうのです。
今日からすぐにできる自分と向き合うコツ3選

ここまで、「自分と向き合う」ことがつらく感じてしまう理由を見てきました。では、どうすれば心地よく自分と向き合うことができるでしょう?今日からすぐにできる、考え方やコツを3つ、お伝えします。
ご自身の人生を、「自分らしく」楽しく過ごすためにも、ぜひ実践していきましょう。
自分の良いところも含めて見つける
まず1つ目は、自分の良いところも含めて向き合うことです。先ほどの苦手に感じてしまう理由の1つめに挙げた「自分のコンプレックスばかり見てしまう」。
ついつい自分と向き合うとき、自分の悪いところに目が行きがちになってしまいますよね。真面目な方はとくに、そうではないでしょうか。
でも、あなた自身は「悪いところ」、すなわち短所だけではないはず。かならず、長所もあるはずです。自分と向き合うとき、この長所にも目を向けることがポイントとなってきます。
学校やお仕事の中で、誰かに褒められたり、感謝されたりした経験はありませんか?それをまず思い出して、ご自身の長所や得意なことについても、ちゃんと向き合ってあげましょう。
毎日の感情の変化を書き留める
2つ目は、毎日の感情の変化を記録することです。毎日の慌ただしい生活の中で、自分の感情というものはおろそかにしてしまいがち。
ちゃんと整理をしてあげないと「自分はなにがしたいのだろう?」と本心が分からなくなってしまいます。そこで日々の感情や考えていること・思っていることを、毎日、短くてもいいので、ノートやスマホのメモなど、文章に書き起こしてみましょう。
ここでポイントになるのは「自分の心に素直に書く」こと。文字にして整理することで、本当の心に気づけ、スッキリした気分になれることでしょう。
また、毎日書くことで、自分のいまの心の状態がわかってきます。おのずと、なにが好きや嫌いなのか、本当にやりたいことはなんなのか、人生をよりよくするヒントが見えてくるはずです。
自分と向き合うことのメリットに焦点をあててみよう
3つ目は、自分と向き合うことのメリットに注目することです。自分と向き合うことは、ありのままの自分自身を見つめることになるため、過去の失敗や短所にどうしても着目してしまいます。
しかしながら、「自分と向き合う」こと自体、人生や生活を自分らしく過ごすための前向きな行為だといえます。言い換えれば、自分らしい人生を送ることは、「自分と向き合う」からこそのメリットといえるでしょう。
自分の本心に耳を傾け、それを実行すること。そして、自分が苦手な人との関係や、今まで我慢してやっていたことを手放すことや新しい出会いや発見をすること。
より充実した人生を送るために、大切なことが「自分と向き合う」ことには詰まっています。
専門家と一緒に見つめるのが一番おすすめ
最後に、専門家と一緒に行うことです。ここまで「自分と向き合う」ことのコツについてお伝えしましたが、そもそも自分との向き合い方に不安があったり、自分に合った方法が分からないという方も少なくないでしょう。
そんな方には、カウンセリングを活用していただくこともおすすめです。専門家とのカウンセリングを通して、第三者の目線から自分を理解できるようになります。
また、専門家と一緒にご自身に合った自分と向き合う方法を実践できるので、時間を有効活用でき、より正確に自分の本心を理解することができるでしょう。自分と向き合うことは大切ですが、ときに自分自身のことだからこそ、感情や思いは見えにくくなるもの。第三者、そしてプロである専門家の方と、一緒に行うことが確実な方法といえるでしょう。
ひとりで抱え込まずに上手に自分と向き合おう

自分と向き合うことの大切さ、そしてどうしてつらく感じてしまう理由と向き合うコツについてお伝えしました。
自分の本心と向き合うことは、誰でも勇気が必要です。しかし、「自分と向き合う」時間を設けることで、自分の目標がより明確になったり、自分の心を整理することができるはず。
人生で壁にぶつかった時ほど、自分との時間を大切に、自分の心に耳を傾けてあげてください。また、どのように向き合えばいいか分からなくなったときは、ぜひカウンセリングを利用することも検討してみましょう。自分と向き合う勇気、そしてやり方がわかれば、自分の一番のよき理解者として、未来をよりよく歩むことができるはずです。