問題解決能力は社会人に必須?ロジカルシンキングとの違いや問題解決能力を身につける方法について解説

問題解決能力

あなたは今の仕事にやりがいを感じていますか?毎日が同じ仕事の繰り返しで、つまらないと感じていませんか?仕事は一度覚えてしまうと、初めに経験したやり方が身についてしまい、時間や労力を費やしていると気づいても、スタイルを変えず、繰り返してしまいます。

果たして、その仕事のやり方の他に方法はないのでしょうか?一度覚えた経験は失敗がない限り、正しいと信じるのは仕方のないことでしょうか?

ビジネスでは、「課題の分析」「情報収集」「文書作成テクニック」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」と様々なスキルを求められます。

中でも、「問題解決能力」は重要なスキルの1つです。特に、経験や実績を積んできた30~40代のビジネスキーパーソンには必須です。

「問題解決能力」を高めれば、漠然とした問題を具体化でき、対策、行動、確認という繰り返しを論理的に思考でき、根本的な解決策にたどり着くというメリットがあります。

長い会社生活を送るためには、仕事の「問題」を「解決」に導く「能力」が低いと、様々な案件を積極的に取り組む姿勢が芽生えません。

この記事は、ビジネスキーパーソンに「問題解決能力」が必須となる理由と、様々な問題や課題を解決する方法について、解説しています。

「問題解決能力を上げたい」「問題や課題を解決したい」「古い考え方を改善したい」という考えをお持ちの人は、ぜひ、ご一読ください。

ここで一言、付け加えておくならば、「問題解決能力」を高めるためには、繰り返しによる日々の努力が必要になりますが、決して諦めないでください。あなたの努力は、決して無駄にはなりませんから。

目次

問題解決能力とは?

問題解決能力

問題解決能力は聞いたことがあるけれど、本当に仕事で役立つの?そもそも、問題解決能力とはどんな意味なのと考えたことはありますか?

<問題解決能力とは?>
問題を認識する✖️問題の解決策を考える✖️考えた問題の解決策を実行する
3つの力を合わせた能力と定義されています。

仕事には少なからず問題や課題は潜んでいますが、漫然とこなしていれば気づきにくいものです。気づいたとしても、面倒だからと、背を向けているかもしれません。しかし、ルーティン業務の繰り返しの毎日に嫌気はしませんか?

問題解決のための3つの力を備えれば、問題の解決に積極的になり、仕事に対する意欲が必ず湧いてきます。そして必ず仕事に役立ちます。

ロジカルシンキングとの違いは?

問題解決能力

いきなり、ロジカルシンキングと言われても、何のこと?難しそうな言葉で記事を読むのをやめようかな?と感じた方もおられるでしょう。

実は、問題解決能力にはロジカルシンキングが深く関わっているのです。ロジカルとは「論理的」、シンキングは「考えること」、つまりロジカルシンキングとは、「論理的思考」といわれており、情報を根拠と結論に分け、論理的に整理、理解、説明できる能力で、問題解決のための1つのスキルです。

問題解決のスキルのフロー
問題を認識→
情報の整理→
ルールやフローの再確認→
疑問に対する根拠の明確化→
問題(結果)は改善されるか→
改善できたか(結論)
という流れになります。

つまり、ロジカルシンキングは、正しい解決策を知るために必要なツールなのです。

問題解決能力が高い人と低い人の違い3選

問題解決能力

問題解決能力は、どのような仕事でも必要な能力の1つです。問題解決能力を身につければ、仕事の範囲が広がり、自信になります。しかし、すべてのビジネスキーパーソンに問題解決能力は備わっているのでしょうか?

実はそうではありません。仕事に対する姿勢や結果から見てしまうと、どうしても問題解決能力が高い人と低い人に分かれてしまいます。

では、問題解決能力が高い人と低い人との違いはどこにあるのでしょうか?ここでは、問題解決能力が高い人と低い人との違いについて、代表する3つを選んでみました。

問題解決能力が高い人の特徴①今の仕事のやり方に疑問を持つか、持たないか

与えられた仕事を今までのやり方に疑問を持たず、繰り返す人を真面目な人だと勘違いしている同僚を時折、見かけますが、果たしてそうでしょうか?仕事は改善を繰り返してこそ、やりがいを感じるものです。今の仕事のやり方に疑問を持つことが、問題解決能力を高める第一歩です。

問題解決能力が高い人の特徴②問題意識を持っているか、持っていないか

仕事のやり方に疑問を持てば、どこに問題があるのか知りたくなりますよね?たとえ結果が同じだとしても、時間でもコストでも削減できれば、自信になり、意欲も湧くものです。問題意識を持って仕事に取り組んでいれば、改善したいという意気込みが生まれ、様々なアイデアも浮かびます。

問題解決能力が高い人の特徴③改善する意欲があるか、ないか

「仕事の結果に影響しないから大丈夫」と現状に満足している人は、要注意です。特に、今の仕事のやり方が当たり前、問題が発生しても改善にかかる時間が無駄と考えるタイプの人は、新たな仕事を任せてもらえません。

仕事に疑問や問題意識を持っても、最終的に改善しなければ、ただの空想です。現実の問題から目をそらさず、「当たって砕けろ」精神で、改善する意欲を持ち続ける人は、会社に貢献し、貴重な存在になるのです。

問題解決能力を高める3つのメリット

問題解決能力

職場の周りを改めて観察してみてください。仕事や人間関係など様々な問題や課題をスムーズに解決する能力に長けている人が必ずいるはずです。

その人の行動をよく見ると、仕事は効率よく正確で、問題や課題にも臆することなく、チャレンジし、解決しているため、誰よりも楽しんで仕事をしているように思えませんか?つまり、問題解決能力が高い人は、仕事を楽しめ、積極的、周りから信頼が厚い人といえます。

入社当時の自分を思い出してください。早く一人前になりたい、仕事で認められたいと思っていたことでしょう。今の気持ちはどうですか?変わりはないですか?

自分を変えたい、問題解決能力を高めたい、仕事に充実感を感じたいと思う人は、今からでも遅くはありません。問題解決能力を身につければ、自分の殻を破れるはずです。ここでは、問題解決能力を高める3つのメリットを紹介し、予想される効果を確認してみましょう。

問題解決能力を高めるメリット①仕事に自信を持てる

中堅社員になれば、上司から求められる仕事の質や量が変わります。また、後輩の指導など、職場での責任が増え、仕事に対する姿勢も問われ、プレッシャーを感じる世代です。特に、デジタル化が進んだ今の社会は、古いスタイルの仕事のやり方では追いつきません。

常に改善を繰り返しながら、上司の期待に応え、後輩の仕事にも目を配ることができれば、自ずと仕事に自信が持てるようになります。

問題解決能力を高めるメリット②想定外のトラブルにも冷静に対応でき、解決できる

仕事は、すべて計画通りに進むとは限りません。想定外のトラブルが発生した場合、冷静な判断ができない人は周りから頼りにされません。仕事ができる人は、想定外のトラブルにも冷静に対応し、解決しています。仕事をする上で、あなたにとって、大きなメリットになるのです。

問題解決能力を高めるメリット③仕事の成果が上がる

仕事の質は、正確、スピード、柔軟性で決まります。

事実に基づいた正確な情報、納期に余裕を持ったスピード感、結果に対して更なる改善を行う柔軟性の3つに気をつければ、自然と仕事の成果が上がるようになるのです。

問題解決能力を高めるために必要な3つの考え方

問題解決能力を高めるためには、根拠となる考え方や算出方法を理解しないと、思うような効果を発揮できません。また、問題解決能力を高める方法を知識として持つだけで、その知識の活用方法を考えなければ、目的は達成できないでしょう。

では、その考え方とは何でしょうか?

その考え方とは、「論理的思考であるロジカルシンキング」、「批判的思考であるクリティカルシンキング」、そして2つの思考から導かれた「未確定の結果に対する検証」という3つです。

ここでは、その3つの考え方を整理しておきましょう。

問題解決能力を高めるポイント①ロジカルシンキングを高める

ロジカルシンキングは、論理的思考に基づき、問題を解決していく能力です。複雑でまとまりのない情報を整理し、シンプルにすることで、頭が整理できるため、あらゆる業種や職種に活用できます。では、ロジカルシンキングを高めるためには、どうすればよいのでしょうか?ここでは、ロジカルシンキングを高めるための3つの手法を紹介しましょう。

ロジカルシンキングを高めるポイント①正確な情報を具体的な言葉で伝える

1つは、具体的な言葉を使って、相手に説明し、納得させる方法です。相手が知っている前提で抽象的な言葉で話してしまうと、イメージが伝わらず、相手は混乱します。

抽象的な言葉を控え、正確な情報を具体的な言葉に変えて話すことで、説得力が増し、的確に相手に伝わります。ここで気をつけたいのは、正確な情報となるデータや導いた考え方をはっきりさせておくことです。特にあなたの仕事と接点のない上役や他部門の同僚への説明では大切な手法です。

ロジカルシンキングを高めるポイント②問題を具体化する

問題を解決するためには、問題の本質を具体化することが必要です。問題や課題に対して何をどのように解決するのかを抑えていなければ、思うような結果にはなりません。

具体化する手順は、与えられた仕事(課題)に対して、「このやり方でこの結果」と、問いと答えを繰り返して分解し、チェックしながら、問題の本質を具体化していきます。具体化した問題は、対策が取りやすく、最終的には、根本的な解決に近づくことができます。

ロジカルシンキングを高めるポイント③主張に対する根拠を明らかにしておく

問題の本質が具体化されれば、その答えとなる主張が必要です。問題には様々な原因で起こっています。その原因を考えられるだけ出し、「なぜ」を繰り返し、その答えとなる主張と根拠を明らかにしておきます。

原因に対して、主張と根拠が見つからない場合が、問題の主な本質とも言えます。この考え方は、あなたの思考を具体化するには最適です。

問題解決能力を高めるポイント②クリティカルシンキングを行う

人の思考は、生活環境や過去の経験により、必ず癖があります。その癖を知り、考えを改めることで、矛盾を解消していくのです。そして、常に自分の考えが正しいとは限らないという意識を持ち、自分の考えを批判することで、先入観にとらわれないようにするのです。ここで注意することは、自分を批判し続けると嫌な気持ちになるため、時には第三者の意見を聞くことも大切です。

問題解決能力を高めるポイント③検証を繰り返す

ロジカルシンキングの正確性を上げるためには、辿り着く仮説の答えの検証が必要です。仮説検証する理由は、仮説の答えに対して、「検証スピードが上がり、検証を繰り返す回数が増える」ため、少しずつ精度を高めていくためです。

つまり、仮説検証を繰り返すことで、「考えて行動する回数が増える」「失敗を恐れなくなる」「役に立つ情報が見つかる」という利点があります。

問題を解決するために必要な4つのステップ

問題を解決するために必要なステップは4つあります。「6つの疑問符で課題に対して具体化する」、「目標とするゴールを決めて逆算する」、「適切な質問をする」、「QC的な考え方を学んでおく」、という4つのステップが大切です。

また、インプットとアウトプットを繰り返すことも大切です。ここでは、必要なステップ4つについて紹介します。

問題解決力を高めるステップ①本来あるべき姿を5W1Hで出す

5W1Hとは、Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(目的は)、How(どのように)の疑問符です。

6つの疑問符を使うことで、問題に対して具体的な対応を示し、行動につなげていきます。

5W1Hの使い方を上司への報告を例文として挙げてみます。

【5W1Hが不明確】
お客様の要望で、〇社に新製品○〇のプレゼンをした後、検討していただいております。

【5W1Hが明確】
3日前に取引先の〇社で、私が新製品○〇のプレゼンを、お客様からの要望でコピーの説明書と実演による方法で行い、再度〇社で検討していただいております。

どうですか?

上司は5W1Hで明確に伝えれば、疑問を持つこともなく、納得していただけるでしょう。5W1Hは、思考を整理する、説得力を高める、情報を整理する、相手の理解度を高めるという利点があるため、常に意識しておきたい手法です。

問題解決力を高めるステップ②ゴールから逆算する

問題解決能力に優れた人は、予めゴールを決めた後、プロセスを決めていきます。ゴールを具体化すれば、そのゴールに向けた解決策も具体化できます。

例としては次のとおりです。何かの資格を受験している時、100点満点中、合格が70点以上と決まっている場合、あなたは最初の問題から解いていきますか?

時間制限がある中で、ゴールが70点以上と決まっているのであれば、すべての問題を一通り読み、確実に70点が取れそうな問題から解いていきませんか?

70点を目安のゴールとし、70点以上がクリアできれば、難問にチャレンジしていくのがプロセスに当たります。

確実な解決策からクリアしていき、難問が出れば、ゴールを修正し、再度、プロセスを逆算し直す方法が、効率的で、解決意欲も持続し、確実に終着点にたどり着けます。

まずはゴールを決め、そのゴールから逆算して、仮説検証(プロセス)の優先順位を決めれば、スケジュールが立てられ、ゴールに対する進捗管理も明確化できるのです。

問題解決力を高めるステップ③質問力を鍛える

質問力とは、対象となる相手に疑問や不明な点を問いかける能力です。

質問力を鍛える方法は、次の3つです。

・質問力の高い人を探し、観察し、真似る
・相手からの質問を振り返り、質問の良し悪しを判断する
・5W1Hを考えて質問する

質問力が高いと次の3つのメリットがあります。

・質問したい相手から好意を持ってもらえる
・相手との信頼関係が築ける
・相手から質の高い、多くの情報が収集できる

質問力を高めれば、問題解決能力は自然と高まります。

問題解決力を高めるステップ④QC的な考え方を学んでおく

あなたはQCについてご存知ですか?会社でQCを使い、問題を解決した経験はありますか?

QCとは..?
職場で発生した問題をQCストーリーという問題解決ステップに、QC手法を使い改善していくという、「品質管理」を主体とした現場でよく使われています。

QCストーリーとは、問題発生から解決、再発防止に至るプロセスを1種のストーリーと見立て、

①問題解決までP(計画)
②D(実行)
③C(評価)
④A(改善)を繰り返します。

ロジカルシンキングが主に個人的な活用に対し、QCは、チームで取り組むロジカルシンキングといっても良いでしょう。またQCは、現場での品質管理が主と思われがちですが、実は、業種や職種を問わず、問題解決にも大きく貢献できます。

QCを問題解決の方法として活用し、成果を上げている企業も多数あります。「問題解決型」「課題達成型」の2通りあり、使いこなせれば、更なる問題解決能力の向上が期待できます。

問題解決力を高めるステップ⑤インプット・アウトプットを繰り返す

仕事の合間でも、手順や方法について、ふと疑問やヒントか思い浮かぶ時がありませんか。思い浮かんだ疑問やヒントは頭で覚えておくのではなく、常にメモを取る習慣も必要です。「インプットすれば、必ずアウトプット」、この繰り返しで、大きな問題に気づく場合もあります。

問題解決能力を高めるためにロジカルシンキングを学ぼう

ロジカルシンキングは、仕事でとても役立つスキルです。しかし、1度のトレーニングで身につくものではなく、毎日繰り返すことで、少しずつ効果を発揮します。

会社の中堅として頑張っているはずなのに、報われず、思うような結果が出ない、あなた。一度、立ち止まり、ロジカルシンキングというスキルを身につけ、その悩みを断ち切ってみようではありませんか。

「仕事ができる社員」と認められれば、力量がある社員と評価され、任せられる仕事の幅が広がり、自信を持って、仕事に取り組めるようになりますから。

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