ロジカルシンキングとは何?仕事で成果を出すなら必須なスキル5選

ロジカルシンキング

突然ですが…あなたは今の仕事に満足していますか?仕事上で何か悩みを抱えていませんか。

年齢やキャリアを重ねるごとに、仕事量は増える一方で減ることはありません。仕事に対する責任も比例して伴うため、見えないプレッシャーが心身にのしかかります。

Q:毎日無くなることがない膨大な量の仕事を目の前にして、あなたはどのような処理や対応をしていますか?

A 思いつきや直感で、自分がやりたい仕事を中心に取りかかる
B 手抜きして、時間内にすべて終わらせるようにする
C   順番を考えて、常に時間管理しながら取り組む

あなたの答えは、A~Cの内、どの答えが近いですか?

Aは楽な仕事を先に片付けて繊細な仕事は後回しにするスタイル、Bはすべての仕事を結果だけを求めて納期に間に合わせるスタイル、Cは仕事を精査し、仕事を始める前に効率的な方法を見出し、プロセスと結果の双方を解決するスタイルです。

人間は楽な方向を選ぶ癖があるため、仕事が膨大な量になると、プロセスは注視せず、結果ばかり求めてしまいます。

場当たり的な仕事のやり方では、その場しのぎの結果しか求められず、潜んでいる本質的な問題に気づかないため、小さなミスでも見落としてしまいます。

一方で、職場で尊敬している先輩や上司は、仕事をどのように対処しているのでしょうか。よく仕事ができる人とできない人の大きな違いは、「ロジカルシンキング」を身につけることができているかどうか?ということです。

「ロジカルシンキング」を身につけていないと、本質的な問題を問題と捉えられず、表面化してからの対応となり、問題の解決に時間がかかり、あなたの業務遂行能力が低いと判断されかねません。

この文章を最後まで読むと、あなたの理想としている仕事のスタイルを身につけられるヒントを得ることができます。それだけではなく、仕事のできる人という印象すらも社内に残すことができるようになります。部下に尊敬されるためにもぜひ読んでみてください。

目次

①ロジカルシンキングとはどんな考え方のこと?

ロジカルシンキング

「ロジカルシンキング」ということばを聞いたことがありますか?ビジネスの世界で浸透している必須のスキルですが、一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。ことば自体は知っていても、本当の意味まで理解できていない人が多いようです。

【ロジカルシンキングの定義】
ロジカルシンキングは「論理的思考」と訳されるビジネススキルです。 
わかりやすくまとめると「情報を論理的に整理して考える能力」の意です。

Logical ロジカル  → 〈形容詞〉論理的な、筋道を立てた
Thinking シンキング → 〈名詞〉 思考、考え方、考えること

直感や感覚で物事を捉えずに、筋道を立てて矛盾のないよう論理的に考えて結論へ導く思考法がロジカルシンキングなのです。

仕事で問題やトラブルが発生した場合、問題の本質を掴み、整理し、解決する「問題解決能力」の向上に役立ちます。

ビジネスでは、「問題を解決すること」は企業で働く社会人の存在価値となり、ビジネスキーパーソンに必須の能力です。難易度が高い問題を解決できる人は、企業内や市場でも存在価値は高まります。

日本で「ロジカル・シンキング」ということばが知られるようになったのは、同名のタイトル本が世に出されたことがきっかけです。 遡ること2001年、東洋経済新報社から出版されて一躍大ブームを巻き起こしました。

②クリティカルシンキングとの違いは?

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは「論理的思考」という意味ですが、もう一つ似たことばとして「クリティカルシンキング」が挙げられます。

「クリティカルシンキング」の直訳は「批判的思考」です。Critical (クリティカル)は英語の形容詞に当たり、「批判的な」という意です。しかし物事に対して単純に粗探しをして批判するだけの思考法ではありません。

ネガティブな批判ではなく、「なぜ」「どうして」「いつ」「どのように」…など常に疑問を投げかけながらよい結論に至ろうとする思考メソッドなのです。現時点の意見や結論に対して問いを繰り返すことによって、解決策をさらにレベルアップさせることができます。

「ロジカル」シンキングと根本的に意味が違い、クリティカルシンキングは全く別タイプの思考法と考えるべきです。結論に到達するまでのプロセスが全く異なりますので、同時に組み合わせれば両方のいい面を利用することが可能です。

ということで、ロジカルシンキングと比較を簡単にまとめると下記のようになります。

【ロジカルシンキング】 
「論理的思考」=情報を論理的に整理できる力
問題の原因を要素分解 → 道筋を立てて解決策を探る
確固たるデータを参照 → 思考の理由を説明
結論→理由の順で論理を相手に説明

ロジカルシンキングは、次の6つの要素で構成されています。                             1.物事に筋道を通す                                               2.合理的思考                                                  3.他の要因に拘らず白紙になる                                          4.物事の分解                                                  5.正しい因果関係の把握                                             6.言葉や数字の意味を知り、思考する

【クリティカルシンキング】
「批判的思考」=前提となる事実を検証して多角的に考える力

⑴ 問題の原因と解決策の仮説を考える → 思考開始
⑵ 解決策について批判的な問いを繰り返す「なぜ」「どうして」
⑶ データの参照方法や根拠についても疑いを持つ → 問い続ける

クリティカルシンキングの基本的な要素、次の3つです。                               1.目的を意識し、ゴールを設定する                                        2.自分と相手の思考のクセを知る                                         3.自問自答を繰り返す

もともとクリティカルシンキングはアメリカの教育界で広がった手法です。子どもたちに知識を詰め込むだけではなく、クリティカルシンキングを身につけさせて、客観的な判断や決断ができるようにするのが狙いでした。

「なぜ」「どうして」「本当なのか」と批判的な視点を持ち続けることで本質が見極められるという発想が、クリティカルシンキングの土台になっています。

③ロジカルシンキングとクリティカルシンキングの利用シーンの違い

ロジカルシンキング

思考法と名前はついていますが、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングは全く切り口が違っていて、それぞれの長所を持っています。毎日の生活や日々の業務の中で、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングをどのように活かしていくといいでしょうか?

3-1:ロジカルシンキングが役立つ3つのシーンを紹介

ロジカルが役立つ場面①商談/プレゼンテーション

相手に自分側の主張を適切に伝えることが、商談やプレゼンテーションの最大の目的です。
ロジカルシンキングを用いれば、事実や根拠をわかりやすく順に説明できるので、相手側に意向が伝わりやすくなります。

ロジカルが役立つ場面②問題点や原因の特定

ロジカルシンキングを通じて、現在起きている事柄に対する相関関係や因果関係を整理することができます。その結果、問題点や原因が何かを早期発見できます。

ロジカルが役立つ場面③ 問題解決をしたい時

問題や課題が発生した時、ロジカルシンキングで体系立てて思考することによって、解決のヒントを早く見つけられます。 複雑な内容であるほど、ロジカルシンキングの効果が発揮され、早期解決に役立ちます。

3-2:クリティカルシンキングが役立つシーン

目まぐるしく変化し続ける現代のビジネス環境では、古いやり方や価値観に固執していると時代に取り残されてしまいます。従来の方法を切り捨て、時には斬新な思考やアイデアを採用する必要があります。

ものごとの真価を見極めて多角的に対応するためにも、正当性を判断するためのクリティカルシンキングがますますビジネスで求められます。

物事を考える際に論理的な考えだけでは、前提となるデータが正しいかどうか不明です。また、批判的に考えるのみでは、疑問を持っても具体的な行動になかなか繋がりません。ロジカルシンキングの精度を高めるためにも、クリティカルシンキングとの併用が求められます。


3-3:クリティカルシンキングとロジカルシンキングの併用をする方法

はじめに、クリティカルシンキングで問題の全体像を確認をします。次に、問題が明らかになったら、ロジカルシンキングで問題の洗い出しをします。

ただし、ロジカルシンキングのみでは前提条件に疑いの目が向かないため、思い込みや先入観/偏見が含まれる恐れがあります。従って、検証するプロセスとして、再びクリティカルシンキングを用いてムダ/ムリ/ムラを排除します。必要に応じて「ロジカル+クリティカルシンキング」のプロセスを繰り返します。

point
・ロジカルシンキング :  ものごとを要素ごとに分解し、筋道を立てて考える
・クリティカルシンキング :  その考えが本当に正しいか検証して本質を見極める

2つの思考法は、ちょうど車の両輪のような関係性と言えるでしょう。双方を上手く利用することでミスなく確実な判断をすることができるようになり、絶大な効果が期待できます。

④ロジカルシンキングを鍛える5つのメリット

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングが身につくと、実際どんなメリットがあるのか、具体的にまとめてみましょう。

ロジカルシンキングのメリット①分析力が向上する

いろいろな問題を体系的に整理分類することで、相関関係や因果関係がわかるようになります。ロジカルシンキングのおかげで、分析能力が向上し、隠れていた問題点や潜在的なニーズなどに気づけるようになります。

ロジカルシンキングのメリット②問題解決力の向上

順序立てて論理的に思考するロジカルシンキングでは、問題を本質的に捉えて根本原因を特定しやすくなります。合理的思考ができる上、問題解決能力も高まります。解決への道筋が立てやすくなり、仕事の効率化が図れます。

ロジカルシンキングのメリット③コミュニケーション能力の向上

ロジカルシンキングを身につけると、相手が何を伝えようとしているかを分析し、不明な点を確認してより理解を深めることができます。自分の意見や考えも筋道を立ててわかりやすく話せるようになり、スムーズな意思の疎通が可能になります。

ロジカルシンキングのメリット④生産性の向上

業務のムダを省けば生産性がアップします。業務の手順なども論理的に把握できれば、ムダな作業を削減/短縮できます。ロジカルシンキングで合理的な仕事を進められるようになります。

ロジカルシンキングのメリット⑤提案力の向上

営業や企画分野の仕事でも、ロジカルシンキングは非常に役立ちます。相手の話から相手が何を望んでいるのか読み取れるようになります。相手の要望に合った提案を考えて、わかりやすく順序立てて伝えられます。

上記5つのメリットからわかるように、ロジカルシンキングを体得すると、こなせる仕事の量が増えるだけでなく、さらに仕事の質もアップします。まさに一石二鳥です。

⑤ロジカルシンキングで利用できるフレームワーク3選

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは「情報を論理的に整理してまとめる能力」です。特に、ビジネスシーンでは、時間管理やコスト意識などの面からも、絶対に無視できない基本スキルとして重要視されています。では、ロジカルシンキングを身につけるにはどうしたらいいのでしょうか?誰でも簡単に使いこなせるようになるのでしょうか?

実は、ロジカルシンキングを実践するために、利用できる有名なフレームワークがいくつかありますので、ご紹介しましょう。フレームワークとは「枠組み」や「仕組み」のことで、課題や戦略を考える時にポイントをまとめてパターン化させるものです。

ルールに基づいて考えを整理し、フレームワークにまとめ上げ、論理的に筋道を作って解決策を探っていきます。よく使用される代表的なフレームワークは次の3種類です。

ロジカルシンキングのフレーム①演繹法・帰納法

「一般論/ルールから具体的な事柄の結論や主張を導く」考え方です。演繹法で有名なのが古代ギリシャの哲学者アリストテレスの三段論法で、前提を積み上げていき結論を導いていきます。

 前提①: すべての人間は死すべき定めにある
 前提②: 私は人間である
 →結論: ゆえに私もいつかは死ぬ

ロジカルシンキングのフレーム②帰納法

反対に、帰納法は「具体的な事柄から普遍的/一般的な結論を導く」考え方です。具体的な事柄は複数存在するのが前提で、共通項をまとめたうえで結論を出していくやり方です。

事実①: 〇〇銀行は年収が高い
事実②: △△生命は年収が高い
事実③: □□証券は年収が高い
→結論  : 金融業界は年収が高い

ロジカルシンキングのフレーム③ロジックツリー

樹形図のようなイメージで事柄を要素分解して可視化するやり方です。事柄を一目で多角的に把握できるのが、最大のメリットです。

一段目にテーマと事柄を列挙して、2段目・3段目と要素分解していきます。分解の仕方によって、Whatツリー(構成要素)、Whyツリー(原因・理由)、Howツリー(方法・手段)などがあります。

【例】1段目: 「体重を減らすには?」
  2段目: 「カロリー摂取量を減らす」        「カロリー消費量を増やす」
3段目: 「夕食の摂取カロリーを減らす」   「朝ウォーキング」        など

ロジカルシンキングのフレーム④MECE(ミーシー)

Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive の頭文字を取った略語で、「お互いに 重複せず、 全体に 漏れがない」と直訳できます。日本語でわかりやすく説明すると、「漏れなく、ダブりなく」という意味です。

事柄を要素分解して考える際に、要素間に抜け漏れや重複があったりするのは大きなマイナスになります。「漏れなく、ダブりなく」をベースにして要素分解すれば、必ず正しいアプローチを導き出すことができるのです。

【例】日本の人口をMECEで分類する
→ 20歳未満、20代、30代、40代、50代、60代、70歳以上

ロジカルシンキングを体得して生活を豊にしませんか?

ロジカルシンキング

仕事を進める上でも、コミュニケーションを取る上でも、論点がバラバラだったり、順序がわかりにくいと、すぐに支障をきたします。抜けや漏れがなく、筋道を立てて論理的に展開していくロジカルシンキングを大いに活用しましょう。

ロジカルシンキングの考え方や手法は理解しやすいので、やはり実体験を通して使いこなす訓練が求められます。まず小手試しとして、日常生活やビジネスの場において、普段からできるだけ論理的に考えるように習慣化してはいかがでしょうか?

ロジカルシンキングの理論や手法をきちんと学びたい、ロジカルシンキングのスキルを習得して実生活で使いこなしたいとお考えなら、ライフデザインまでお問い合わせください。

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